wikiに書くような内容ではないけど、せっかくだからアウトプットしておきたい。
あわよくば、誰かがゲーム開発をするときに何か参考になれば嬉しい。
そんな話。
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今回はトレーニングモードのゲームモードについて。
トレーニングモードのイメージカラーは「情熱」や「主人公」をイメージする赤。
トレーニングモードは壊リスexで新設したゲームモード。
名前の通り練習用で、ゲーム中の様々な設定を変更して、エンドレスでプレイすることができる。
オンラインランキングは無いが、プレイレコードに記録は残る。(設定による)
色々と設定を変えてみて、新たな遊び方を発掘するのも一興。
トロフィーにはトレーニングモードでゲーム設定を変更して条件をクリアする必要があるものもあり、他のゲームモードとは一味違ったりする。
壊リス壊での問題点
壊リス壊ではトレーニングモードに当たるゲームモードがそもそも無く、対戦時の仕様に比較的近いラインマラソンが練習用を兼ねている感じだった。
(一応、壊リス壊の開発途中のバージョンで「ミノの落下速度」と「連結解除するHPの割合」が設定できた時期はあったが。)
しかしながらラインマラソンを練習用としてプレイするにはいささか遊びにくかった。
練習用のモードについては元々要望としてもあったため、壊リスexの開発当初から実装予定だった。
名称を"エディットモード"とすることも考えたが、「練習するならこのモード」ということを明示するために"トレーニングモード"とした。
プログラムの実装に関して
トレーニングモードの実装を想定して初期段階からゲーム設定を変更しやすいようにプログラムを設計していたため、後のバージョンで追加したリプレイ機能やミッションモード、対戦時の各種設定なんかはトレーニングモード設定のプログラムを一部応用したものになっている。
ちなみにV1.0.0時点では、トレーニングモードで編集できる項目は10個だった。
このUIでは設定項目が一目ですべて分かるというメリットはあるものの、後から設定項目を増やすのが難しいという問題と、項目ごとの説明が無く設定内容が分かりにくいという問題があった。
これについては、後のバージョンで設定項目を増やす際に、設定項目をページ送りできるように改修を行った。
設定時のエラーチェック
実はトレーニングモードのゲームを開始する際、設定に不備があるとエラーメッセージが表示されるようになっている。
エラーとなるのは、
- 「メタルブロックの段数」が「ゲームオーバーライン」を超えてしまう時
- 出現するミノ形状がすべてOFFになっている時
のどちらか。
まあ論理的に破綻していてゲームが成り立たないから、当然といえば当然だけど。
没設定項目
実装に至らず、没となった設定項目案。
メタルブロックの穴の数
メタルブロックの段は、通常は1段毎に1か所ずつブロックの無い部分があるが、このブロックの無い部分を増やせるようにしてみるという案。
没の理由としては、2か所以上の穴が開くと一部のメタルブロックが浮いてしまう場合があるため。(画像では上から1,2段目の孤立しているメタルブロックがこれに該当)
これを避けるには穴の位置の乱数を上手く調整するか、メタルブロックは特定条件下では落下しないように例外的な処理をする必要がある。
結局実装が面倒なので没。
落下ダメージ倍率
ミノを落下させた時、もしくは連鎖中にブロックが落下した時のダメージ倍率を設定できるようにしてみる案。
没の理由としては、「カラーブロックのHP」もしくは「落下ダメージ」の設定でほぼ同等のことができてしまうため。
実装自体はやろうと思えば簡単にできる。
ブロック横列数
ブロックプールの横列数を設定できるようにしてみる案。
画像のように、ブロックプールの左右にブロックが置けないことを示す表示を加え、ミノを回転させたい場合はブロックプールよりも上の位置で回転させるような感じ。
実際に途中まで実装してみたことがあるのだが、既存の処理への影響が大きく、上手く動作させることができず断念。
対戦など他のゲームモードにこの設定を活かせる可能性も低いため没。
ソフトドロップ操作・ハードドロップ操作
ソフトドロップやハードドロップの操作を使用できるかどうかを設定できるようにしてみる案。
実用性というか、設定できることで何か面白いことができるわけでも無いため没。
実装自体はやろうと思えば簡単にできる。
ちなみに「ミノ回転」の設定項目はすでにあるが、これはトロフィーとして「ミノを回転させずに~コンボする」といった条件のものがあるため。
今回はここまで。
ゲームモード5種については一通り紹介したので、次はゲームの詳細仕様のこととか?