こなごころ

きもちをつづるばしょ

空腹って何だっけ

いつからか、俺は食欲が無い。

 

ここで言う"食欲が無い"ってのは、「具合が悪くて食べられない」という意味ではない。

文字通り、「食欲という概念が無い」のだ。

 

食欲が無いと言っても、別に食べることに嫌悪感があるわけではないし、一応頑張れば満腹まで食べることもできる。

好きな物は美味しいと感じるし、嫌いな物は不味いと感じることもできる。

ただ、食べたいと思うことが無い。

 

そしてもう一つ問題なのが、空腹をほとんど感じないことだ。

腹が鳴ってようやく空腹であることに気付くし、空腹自体に不快感も無い。

食欲旺盛でつい食べ過ぎてしまう人からすれば羨ましい話なのかもしれないが、弊害があるのだ。

  

その弊害というのが、食事によって得られる満足感、幸福感が人より著しく低いことだ。

たとえ空腹であっても、空腹という至高のスパイスも感じられない。

なんなら食事が面倒くさいまである。

そのせいで、俺はついつい食事を抜いてしまう。

 

残念ながら俺はびっくり人間ではないため、しばらく何も食べなければ体調を崩すし、ずっとほったらかせば最悪たぶん死ぬ。

現状でも適正体重から10kgほど軽いため、本当はもっと食べた方が良い。

一時期はさらに5kg以上軽かったから、これでもマシになった方だけど。

※現在身長179cm/体重60kg

 

今のところ、とりあえず体調を崩すの嫌だからということで、俺は義務的に食事を取るようにはしている。

病院行けって話なのかなあとも思うけど、正直全然危機感は無い。

っていうか何科なんだろう。

 

精神的なことが原因ってのもあるかもしれない。

今はそうでもないけど、昔はそうだったわけで。